
最近は、月に1、2回無料の終活セミナーを開催させていただいています。
10人前後の少人数で、何人かの先生とそれぞれのテーマ別に30~40分ずつほどお話しさせていただくのですが。
私は、始まる前に参加者の方に話しかけ、ご挨拶し、「今日はどんなことを聞きにいらしたんですか?」と一人一人にお尋ねするようにしています。
すると・・・、「遺言の書き方を知りたくて」「何かした方が良いと思っても何からしていいかわからないから、一通り聞きたい」「認知症になったら大変だと聞くので、任意後見というものを知っておきたい」などといったお話を聞けたりします。
セミナーでは、複数のテーマで、それぞれ終活に大事なものを取り上げているのですが、聞きに来る方は自分の困りごとや心配している点を聞きに来られます。ある種、千差万別の事情があるわけです。
なので、その方に合った事例や説明が今日用意できているかを事前に確認したいのです。
用意しているものが足りない時は、少し言葉を足したり、ご質問をお聞きする形で補足させてもらったりすることもあります。
せっかく来ていただいた時間と機会を生かしてほしいのと、痒い所に手が届くようなセミナーにバージョンアップしていきたいという気持ち、その両方から自然とそんなやり方になりました。
1人でも多くの方に、ご自身に合った生前対策を「行動に移す」ところまでやっていただけるよう、今後も創意工夫を凝らして、心の中の声をお聞きしながら、真摯にお伝えしていきたいと思っています。